アメリカのトランプ大統領は反ファシズムを掲げる「アンティファ」について、SNSに「危険で、急進左派であり、テロ組織に指定する」と投稿しました。トランプ大統領は、保守系の若手政治活動家が銃撃され死亡した事件をめぐり「容疑者は左派だ」と主張し、対応に乗り出す必要があると強調していました。
アメリカのトランプ大統領は、18日SNSに反ファシズムを掲げる「アンティファ」について「病的かつ危険で、急進左派であるアンティファを主要なテロ組織に指定する」と投稿しました。
そのうえで、「アンティファ」への資金提供者は徹底的に調査されるべきだとの考えを示しました。
「アンティファ」は、白人至上主義やファシズムへの対抗を掲げる人たちのほか、運動そのものを指すことも多くCNNテレビは「中央集権的な組織や明確な指導部はなく、具体的に誰が対象になるかなどは不明だ」と伝えています。
アメリカでは9月10日、トランプ大統領に近い保守系の若手政治活動家のチャーリー・カーク氏が大学で開かれたイベントで銃撃されて死亡しています。
トランプ大統領は、逮捕された容疑者について「彼は左派だ。左派には多くの問題がある」と述べるなど、対応に乗り出す必要があると強調していました。
アメリカでは今回の事件をきっかけに社会のさらなる分断を懸念する声が上がっています。