竜巻被害の静岡 牧之原 雨の中 片づけに追われる
今月5日、台風の接近に伴う竜巻の影響で被害が相次いだ静岡県牧之原市では13日も雨となっていて、住宅に被害を受けた人が片づけなどに追われています。
静岡県牧之原市細江に住む平賀正廣(67)さんと、悦子(68)さん夫妻は自宅で飲食店を営んでいますが、今回の竜巻で屋根がほとんど飛ばされてしまい、ほぼ全壊状態になってしまったといいます。
平賀さんは、まだ使える家財を袋に包むなど、家の片付けなどの作業に追われていました。
また、雨が降ったため、はじめは屋根にブルーシートを張って家の中で過ごしていたということですが、雨の重みでシートが落ちてしまい、12日は車の中で過ごしたといいます。
平賀さん夫妻は犬を飼っているため、避難所には行かないことにしたということです。
平賀さんは「竜巻が起きた当時、いきなり窓ガラスが割れ、犬と一緒に家の中で隠れてやり過ごしました。ほんの2分から3分の間に、屋根が無くなっていて、もう何がなんだかわかりませんでした。とにかく次に行くところを今は見つけたいです」と話していました。