岩手 大船渡 大規模山林火災から半年 見えてきた課題とは… 2025年8月26日 16時53分 岩手県 岩手県大船渡市でことし2月に起きた大規模な山林火災は、26日で発生から半年となりました。当時は火の手が迫る中、住民どうしの助け合いによって寸前のところで命が助かったケースもありました。 平成以降で最大規模の面積が焼失したこの火災。半年が経った今、浮かび上がって来た新たな課題があります。 “平成以降で最大規模” ことし2月26日に大船渡市で発生した山林火災は鎮火まで40日かかり、平成以降で最大規模となるおよそ3370ヘクタールが焼失したほか、226棟の建物が被害を受け、90歳の男性が亡くなりました。また当時は最大でおよそ4300人余りが避難所などに避難しました。 ==あのとき、現場で何が== 1. 火の手が迫る中で… 「80代の1人暮らしの女性が取り残されているので助けてほしい」大船渡市三陸町綾里の小路地区では、住民が避難していた公民館の館長に相談が寄せられていました。 相談を受けた館長と消防団員が警察とともに車で救助に向かい、火の手が迫る山道を抜け現場にたどりついたところ、女性が煙が立ちこめる中で家の近くの畑に立っていたということです。女性にけがはなく無事に救助されましたが、救助に当たった人たちは「ギリギリの避難だった」と振り返っています。 救出された女性は「もしかしたらこれはダメなのかな、私ここで死んじゃうのかしらと思いました。皆さんに守っていただいたと思っています」と話していました。 綾里地区公民館の村上芳春館長は「火の回りが非常に速く、出動が15分遅れていたら救助に向かえなかったかもしれないので、あとになってぞっとしました。大きな炎になる前だったので運がよかったと思います」と話していました。 2. 住民どうしの助け合い…