天皇陛下おことば「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ」 2025年8月15日 12時37分 皇室 終戦から80年を迎えた15日、天皇陛下は皇后さまとともに全国戦没者追悼式に臨み、おことばに「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ」という言葉を新たに加えられました。 目次 【動画】天皇陛下 おことばの全文 天皇陛下 これまでのおことば 天皇陛下は15日、皇后さまとともに全国戦没者追悼式に出席し、参列者とともに黙とうをささげたあと、おことばを述べられました。 冒頭では去年までと同様「さきの大戦においてかけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします」と述べられました。 続いて戦後の歩みを振り返ると、去年とおととしは「これからも」としていたところを「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ」という言葉に変えた上で、「私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います」と話されました。 戦後生まれの天皇陛下は、戦争の記憶と平和への思いを、戦争を知らない世代に継承していくことの大切さについて、記者会見などで繰り返し語られていて、今回の追悼式のおことばにも「語り継ぐ」という表現が、初めて盛り込まれました。 結びの一文はこれまでと変わらず「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」と述べられました。 【動画】天皇陛下 おことばの全文 本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦においてかけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。 終戦以来80年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。 戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ、私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います。…