国士舘大学の男子柔道部員2人が微量の乾燥大麻を所持していた疑いで逮捕された事件を受け、大学は、男子柔道部の監督と部長2人を解任しました。

国士舘大学の男子柔道部では、複数の部員が大麻を使用した疑いがあるとして、ことし6月、警視庁による学生寮の捜索が行われ、2年生と1年生の部員2人が微量の乾燥大麻を所持していたなどとして、4日に麻薬取締法違反の疑いで逮捕されました。

この事件を受け、大学は、指導者が学生の異変を把握できず未然に防ぐことができなかったなどとして、6日に男子柔道部の吉永慎也監督と、細越淳二部長の2人を解任したと発表しました。

逮捕された部員2人ついては、別に処分の手続きを進めているということです。

国士舘大学の男子柔道部は現在、無期限の活動停止中で、大学では、体育学部長を柔道部の部長代行とし、管理や指導体制の見直しに加え、寮の部屋の点検を適宜行うなど、再発防止に向けた対策を図っていくいうことです。

大学は「引き続き警察の捜査に全面的に協力するとともに本事案の検証をもとにした再発防止策の実行をもって信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。