3日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国で9500人余りにのぼったことが総務省消防庁のまとめで分かりました。熱中症に厳重に警戒し、徹底した対策が必要です。 救命救急の医療現場や高齢の親を守るエアコンの活用方法などをまとめました。 総務省消防庁によりますと、7月28日から8月3日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は全国であわせて9507人でした。 前の週よりおよそ1300人少なくなったものの、内訳でみると「死亡」が18人と、前の週と比べて2人増えました。また、入院が必要な「重症」と「中等症」が3553人、入院の必要がない「軽症」が5836人などでした。 【年齢別】▽65歳以上の高齢者が5496人(全体の半数以上)▽18歳以上65歳未満が3058人▽7歳以上18歳未満が909人▽7歳未満が44人 場所ごとに詳しくみると▽住宅が3726人で全体の4割近くを占め最も多かったほか▽道路が1954人▽駅や競技場、野外のコンサート会場など不特定の人が出入りする屋外が1140人▽道路工事現場や田畑などで1033人などとなっています。 これで、ことし5月1日から8月3日までの累計は6万2633人となり、去年の同じ時期の5万8805人から3800人余り多くなりました。 総務省消防庁は「今後も暑さが見込まれるため、こまめな水分補給やエアコンの適切な使用、屋外で作業する際の休憩、離れて住む人への声かけなど対策をとり続けてほしい」と話しています。 救急現場は 猛烈な暑さが続く中、医療機関は連日、熱中症の疑いで救急搬送されてくる患者の治療に追われています。 救急搬送を担う消防局の司令センターや救命救急の医療現場を取材しました。 この暑さで、千葉市の消防では熱中症が疑われるケースでの救急車の出動要請が増えていて連日、対応に追われています。 千葉市内は5日も厳しい暑さとなり、日中の最高気温は34.8度と猛暑日に迫りました。千葉市中央区にある千葉市消防局の指令センターには「屋外で作業中に足をつった」とか「高齢者が家で倒れている」といった熱中症が疑われるケースの通報が相次いで寄せられていました。 千葉市消防局によりますと、5日午前0時から午後2時までの救急車の出動件数は122件にのぼり、1日の出動件数としては7月以降、最多のペースだということです。 千葉市消防局 坂本剛救急課長補佐 「暑くて救急出動が増えている。熱中症は予防が大切です。こまめな水分補給を続けてもらい、意識障害がある場合はすぐに119番通報をしてほしい」 医療の現場は 神奈川県鎌倉市にある「湘南鎌倉総合病院」の救命救急センターには、連日、熱中症の疑いのある患者が救急搬送されています。 5日夕方までに熱中症の疑いがある10代から60代までのあわせて3人が発熱やおう吐などの症状を訴え救急搬送されてきて、医師が診察したうえで点滴など治療を行っていました。…