
ガザ地区 停戦協議に進展みられず犠牲者増加 深刻な事態続く
イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦に向けた協議に大きな進展がみられない中、ガザ地区ではイスラエル軍による攻撃で、12日には100人以上が死亡したと伝えられ、犠牲者の増加に歯止めがかからない深刻な事態が続いています。
イスラエル軍は12日、ガザ地区の北部ベイトハヌーンで地下にあるハマスの拠点など35の標的に対して空爆を行ったと発表しました。
イスラエル軍が公開した映像では建物が建ち並ぶ広い範囲で次々と爆発が起こり、煙が立ち上る様子が確認できます。
パレスチナのメディアは12日、ガザ地区に対するイスラエル軍の攻撃で110人が死亡したと伝えたほか、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、13日に行われた攻撃で、中部のヌセイラトなどで27人が死亡したと伝えました。
ガザ地区をめぐってはアメリカが示した60日間の停戦案をもとに仲介国のカタールでイスラエルとハマスによる協議が行われていますが、大きな進展は伝えられていません。
こうした中でガザ地区では犠牲者の増加に歯止めがかからない、深刻な事態が続いています。