横浜市で開かれているTICAD=アフリカ開発会議は21日が2日目で、石破総理大臣は、これまでに各国の首脳など29人と個別の会談を行いました。22日までの期間中、さらに会談を重ねそれぞれ関係強化を図りたい考えです。

日本政府が主導する国際会議、TICADは、石破総理大臣とアフリカの首脳らが出席して、20日、横浜市で開幕しました。

2日目の21日、石破総理大臣は、会議にあわせて個別の会談に臨み、このうち中央アフリカのトゥアデラ大統領との会談では「6か国と国境を接する中央アフリカの治安が安定することは、アフリカ全体の平和と安定のために非常に重要だ。日本としても力を尽くしたい」と述べました。

これに対しトゥアデラ大統領は、日本の難民支援や食料支援などに謝意を示し、両首脳は、さまざまな分野で協力を進めていくことを確認しました。

また、石破総理大臣は、コンゴ民主共和国のスミヌワ首相との会談で、豊富な鉱物資源など高い潜在力を生かし、ともに成長していきたいという考えを示したほか、エスワティニの国王、ムスワティ3世との会談では、人材育成などを通じて若者の能力強化を後押ししていく方針を伝えました。

石破総理大臣は、21日までに各国の首脳など29人と個別に会談したのに続き、22日は4人と会談する予定で、それぞれ関係強化を図りたい考えです。