トランプ大統領 イギリス訪問に出発 英首相と貿易協定協議へ

アメリカ

アメリカのトランプ大統領は、イギリス北部スコットランドを訪問するためワシントン近郊を出発しました。現地ではイギリスのスターマー首相と会談し、関税措置をめぐる交渉で合意した貿易協定について協議するとしています。

アメリカのトランプ大統領は25日、イギリス北部スコットランドに向けてワシントン近郊の基地を大統領専用機で出発し、29日までの日程で現地を訪れます。

トランプ大統領は母親がスコットランド出身とゆかりがあり、アメリカメディアによりますと今回の訪問では、トランプ氏の一族の企業が現地に所有するゴルフリゾート施設を視察する予定だということです。

また、トランプ大統領は出発を前に、ホワイトハウスで記者団に対し、現地で「スターマー首相と会談する」と述べました。

アメリカとイギリスは、トランプ政権の関税措置をめぐる交渉でことし5月、他国に先駆けて合意を発表し、その後両首脳が貿易協定の文書に署名していて、トランプ大統領は「われわれは貿易協定について話し合う。両国にとってよい点について話したい」と述べました。

トランプ大統領は、9月中旬にはチャールズ国王の招待で国賓としてイギリスを訪問する予定が発表されています。

トランプ大統領は1期目の2019年にも国賓としてイギリスを訪れていて、ホワイトハウスのレビット報道官は「2度の国賓訪問は前例がない」と歓迎しています。