22日のニューヨーク株式市場では、半導体関連の銘柄を中心に買い注文が広がり、ダウ平均株価は再び最高値を更新しました。
ニューヨーク株式市場では、アメリカの半導体大手「エヌビディア」が22日、生成AIを手がける「オープンAI」に日本円で最大およそ15兆円を投資すると発表したことを受けて、AIの需要が今後も伸びるという期待感から、半導体関連の銘柄を中心に買い注文が広がる展開となりました。
ダウ平均株価の終値は、先週末と比べて66ドル27セント高い、4万6381ドル54セントとなり、最高値を更新しました。
また、ハイテク関連の銘柄が多いナスダックの株価指数と、多くの機関投資家が運用の指標とするS&P500の株価指数も、それぞれ最高値を更新しました。
市場関係者は「FRB=連邦準備制度理事会が今後も利下げを進めるという観測が出るなかで、エヌビディアによるオープンAIへの巨額投資によってAI需要の力強さが改めて示され、今後も株価全体を押し上げるのではないかという期待感につながった」と話しています。