経済同友会 新浪代表幹事の処遇 今週前半にも結論出す方針
経済同友会は、サプリメントをめぐる警察の捜査をきっかけに、トップとしての活動を自粛している新浪剛史代表幹事の処遇について、今週前半にも結論を出す方針です。みずからの組織のトップの処遇について、組織としてどのような判断を下すのか注目されます。
サプリメントをめぐる警察の捜査をきっかけに、サントリーホールディングスの会長を辞任した新浪氏は、経済同友会の代表幹事については、同友会に判断を委ねる考えを示し、活動を自粛しています。
これを受けて、経済同友会は「会員倫理審査会」を設置し、およそ1700人の一般会員を対象にしたアンケート調査や、新浪氏本人への聞き取りを行ってきました。
関係者によりますと、今週前半にも、審査会から処遇をめぐる一定の方向性が示され、その後、理事会で新浪氏が代表幹事を続けるべきかどうか結論を出す方針です。
複数の理事からは「きちんとした対応を取らなければ、今後の同友会の活動が信頼されなくなる」とか「厳しい結論となるのは避けられないのではないか」といった見方が出ています。
経済同友会は、経営者の立場から幅広い知見を生かした政策提言を行い、影響力を示してきただけに、みずからの組織のトップの処遇について、組織としてどのような判断を下すのか注目されます。