大阪・関西万博 未利用チケットと当日券の交換始まる
大阪・関西万博の閉幕が近づき、入場の予約が難しくなっているとして導入された、まだ利用されていないチケットと当日券の交換が27日から始まりました。
交換できるのは先着順で1日数百枚にとどまり、多くの人が列を作り入場ゲートは混雑しました。
来月13日に閉幕する大阪・関西万博は、入場予約の枠が取りづらい状況が続いていて、購入したのに使われていないチケットが数多く残っていることが問題となっています。
このため、入場ゲート前で行っていた当日券の販売は26日で終了し、27日からはまだ利用されていないチケットを当日券に交換できる仕組みが導入されました。
交換できるのは先着順で1日数百枚にとどまっているため、入場ゲートには多くの人が長い列を作り、予定より30分早めて始まった交換では、訪れた人たちが次々と手続きを行っていました。
26日夜10時ごろから家族で列の先頭に並んでいた岸和田市の50代の男性は「12時間待っただけあって一安心です。どのパビリオンでも行きたい」と話していました。
一方、交換できなかった人も多くいて、熊本県から家族で訪れた50代の女性は「期待して来たのに交換できず残念です。中に入って雰囲気だけでも楽しみたかったです。チケットは使えず“死に券”になるので運営側には少し考えてほしい」と話していました。