熊本 玉名 長洲町に大雨特別警報 命が助かる可能性 高い行動を 2025年8月11日 1時30分 気象 前線の影響で、熊本県で猛烈な雨が降り続いて線状降水帯が発生するなど記録的な大雨となっていて、気象庁は午前0時20分に、熊本県玉名市と長洲町に大雨の特別警報を発表しました。5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で最大級の警戒が必要です。浸水による重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高く、少しでも命が助かる可能性が高い行動をとってください。 河川の情報や雨雲レーダーなど、お住まいの地域や現在地の最新の気象情報やニュースをご確認いただけます 気象庁によりますと、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、九州北部では大気の状態が非常に不安定となっていて熊本県では猛烈な雨が降り続き、線状降水帯が発生して「顕著な大雨に関する情報」が発表されるなど、記録的な大雨となっています。 気象庁は午前0時20分に熊本県玉名市と長洲町に大雨の特別警報を発表しました。5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で少しでも命が助かる可能性が高い行動をとってください。 玉名市では10日夜11時50分までの3時間だけで284ミリの雨が降り、統計を取り始めてから最も多く、平年の8月、1か月分を大きく上回っていて災害の危険度が急激に上がっています。 このほか、11日午前0時までの1時間には▽熊本県が熊本市に設置した雨量計で92ミリの猛烈な雨を、▽長崎県諫早市に国土交通省が設置した雨量計で74ミリの非常に激しい雨を観測し、長崎県でも線状降水帯が発生して「顕著な大雨に関する情報」が発表されています。 これまでに降った雨で、熊本県をはじめ、福岡県、長崎県、佐賀県、大分県、山口県、島根県、石川県、神奈川県、それに新潟県では土砂災害の危険性が非常に高まり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。 また、熊本県と山口県、それに石川県では氾濫危険水位を超えている川があり、熊本県菊池市を流れる合志川では氾濫危険情報が出ています。 九州と山口県 線状降水帯さらに発生のおそれ 今後の見通しです。 九州では非常に激しい雨がさらに降り続くおそれがあり、気象庁は、線状降水帯が▼熊本県に加え、福岡県と佐賀県、長崎県、大分県で11日の朝にかけて、▼奄美地方を除く鹿児島県と宮崎県でも11日の昼前にかけて発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があると呼びかけています。…