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自民総裁選 小泉農相 陣営内の好意的コメント要請を受け陳謝

自民党総裁選

自民党総裁選挙に立候補している小泉農林水産大臣の陣営内で、動画配信サイトに小泉氏に好意的なコメントを投稿するようメールで要請が行われていたことを受けて、小泉大臣は「申し訳なく思う」と述べた上で再発防止を徹底する考えを示しました。

25日発売の「週刊文春」は、小泉農林水産大臣の陣営で広報を担当する牧島かれん 元デジタル相の事務所が陣営の関係者に対し「動画配信サイトで、ポジティブなコメントを早い段階から書き込んでほしい」などとメールで要請し、コメントの例も示していたと報じました。

これについて小泉大臣は閣議のあとの記者会見で「当該事務所の独自の判断としてコメントの参考例を示したメールを送付したものだと報告を受けている」と述べました。

その上で、ほかの候補者へのひぼう中傷とも取れるコメントの例が示されていたと報じられたことについて「ほかの候補を批判する意図はなかったと報告を受けたが、適当ではなく、二度とこういうことがないように話をした。申し訳なく思う。再発防止を徹底して、引き続き、緊張感をもって選挙に臨みたい」と述べました。

一方、SNS上で、小泉氏が「年金の支給開始年齢を80歳にする」と主張しているなどの投稿が見られることへの見解を問われたのに対し「そのようなことは一切考えていない。そうした情報が拡散されているとすれば、それはまさにデマだ」と反論しました。

牧島元デジタル相「事務所の判断で参考例を送った 申し訳ない」

牧島かれん 元デジタル大臣は26日午前、コメントを発表しました。

この中では「事務所から送付したメールは、ほかの支援議員から問い合わせがあったことに対し事務所の判断で参考例を送ったものだ。私自身の確認不足により、一部いきすぎた表現が含まれてしまった。申し訳なく思っている。今後、より細心の注意を払っていく」としています。

加藤選対本部長「中身が適切なのかという指摘 重く受け止める」

小泉農林水産大臣の陣営で選挙対策本部長を務める加藤財務大臣は閣議のあとの記者会見で「牧島氏の事務所が応援を広げていきたいという趣旨で進めたもので、中身が適切なのかという指摘が出ていることは重く受け止めている。メールが出た時期は、選挙対策本部の体制が立ち上がる前だったと認識しているが、重く受け止め、今後、こうしたことがないようにしないといけない」と述べました。

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