茨城 長女の遺体遺棄か 逮捕の母親“におい充満し冷凍庫に”

事件

茨城県阿見町の住宅で、冷凍庫の中で女性の遺体が見つかった事件で、逮捕された75歳の母親が「家の中ににおいが充満したため冷凍庫を購入し、入れた」と供述していることが警察への取材で分かりました。遺棄されたとみられる20年前、長女は別の場所に住んでいたということで、警察は26日、遺体を詳しく調べ、死亡した原因の特定を進めることにしています。

阿見町の無職、森恵子容疑者(75)は、自宅の台所にあった大型の冷凍庫の中に長女の万希子さんの遺体を入れて遺棄したとして逮捕され、26日、検察庁に身柄を送られました。

これまでの警察の調べで、長女は30歳前後だった20年前に遺棄されたとみられていますが、その後の調べで、長女の遺体は当初、家の中で放置されていたとみられ、容疑者が「においが充満したため冷凍庫を購入し、入れた」と供述していることが警察への取材で分かりました。

長女は大型の冷凍庫の中に正座して前かがみになったような状態で、上から毛布を掛けて入れられ、周囲に発覚しないよう複数の脱臭剤なども一緒に入っていたということです。

当時、この家では容疑者と夫、義理の母の3人が暮らし、長女は別の場所に住んでいたということで、警察は26日に遺体を詳しく調べ、死亡した原因の特定を進めることにしています。