九州南部で大気不安定 鹿児島で猛烈な雨も 土砂災害に厳重警戒
暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、九州南部で大気の状態が非常に不安定となり、鹿児島県では猛烈な雨が降っているところがあります。雨量が多くなっている地域があることから、気象庁は土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水・氾濫にも警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、高気圧の縁を回って暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、九州南部では大気の状態が非常に不安定になっていて雨雲が発達しています。
鹿児島県錦江町では、午後5時半までの1時間に83ミリの猛烈な雨が降りました。
鹿児島県では夕方以降、断続的に非常に激しい雨が降っていて、午後6時までの6時間には肝付町前田で193ミリ、錦江町で137ミリの雨が降りました。
鹿児島県ではこれまでの雨で土砂災害の危険度が高まり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
九州南部では、引き続き、25日の明け方にかけて雷を伴って非常に激しい雨や激しい雨が降るおそれがあり、25日夕方までの24時間に降る雨の量は多いところで鹿児島県で180ミリ、宮崎県で150ミリと予想されています。
気象庁は、土砂災害に厳重に警戒するとともに、低い土地の浸水や川の増水・氾濫に警戒するよう呼びかけています。
落雷や突風にも注意が必要です。