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【演説分析】自民総裁選 候補者は立会演説会で何を訴えた

自民党総裁選

自民党総裁選挙は、告示日の9月22日に立会演説会が行われ、立候補した5人が論戦を交わしました。NHKは候補者の演説を分析し、何を訴えたのか読み解きました。

演説の構成は?多く使った言葉は?

自民党総裁選挙には届け出順に
▽小林元経済安全保障担当大臣
▽茂木前幹事長
▽林官房長官
▽高市前経済安全保障担当大臣
▽小泉農林水産大臣の5人が立候補しました。

NHKはそれぞれの候補者の演説の内容をテーマごとに分類し、その割合を円グラフで可視化しました。

また、演説を「テキストマイニング」という手法で分析し、どのような言葉をどれくらい多く使って有権者に何を訴えたのかを読み解きました。

演説の中で使われた政策に関する言葉の回数を集計し、多く使われた言葉をより大きく表示しています。

小林鷹之氏

小林氏の演説内容の割合は、「経済政策・成長戦略」が最も多く26%。現役世代を支援する経済政策として所得税の定率減税などを訴えました。

最も多く使った言葉は「日本」で、あわせて25回。「経済」や「世代」といった言葉も10回以上にのぼりました。

茂木敏充氏

茂木氏は、「目指す国家像・政治信条など」と「経済政策・成長戦略」が最も多く、それぞれ18%を占めました。成長戦略として平均年収の増加を掲げました。

使った言葉は「自民党」が最も多く8回。「地方」「外交」「経済」といった言葉も多く使われました。

林芳正氏

林氏は、「経済対策・成長戦略」に45%を割いています。実質賃金1%上昇の定着や、デジタル化の推進などを訴えました。

最も多く使った言葉は「政策」。「日本」や「賃金」、「企業」といった言葉も多く使われました。

高市早苗氏

高市氏は、「外国人・外国資本への対応」に最も時間を割き、43%。「日本の古来の伝統を守るため体を張っていく」などと訴えました。

使った言葉は「日本」が最も多く16回。次いで、外国人観光客によるトラブルに関連し、地元・奈良の「シカ」という言葉が11回に上りました。

小泉進次郎氏

小泉氏は、「党改革・政治改革」が最も多く、演説のほぼ半分を占めました。党の再生をかけた「解党的出直し」や結束の必要性を訴えました。

最も多く使った言葉は「国民」で、25回。「自民党」や「野党」、「地方」といった言葉も10回を超えています。

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