自民元幹事長 古賀氏 “総裁選候補者は平和への考え明らかに”

自民党総裁選

自民党の幹事長などを務めた古賀誠氏は、党の総裁選挙をめぐり、戦後80年が経つ中で候補者は平和についての考えを明らかにすべきだという認識を示しました。

古賀氏は20日、東京都内で記者団に対し、少数与党の状況について「どの党とどの党が組むかという問題は別にして、与野党ともに、お互い責任があり、国民の期待に応えていくということが極めて大事な時に来ている」と指摘しました。

そのうえで、自民党総裁選挙をめぐり「物価高などさまざまな課題について話しているが、戦後80年たっているのに、平和をどうするのかという一番大事なことを誰も言っていない」と述べ、候補者は、平和についての考えを明らかにすべきだという認識を示しました。

これに先立って、古賀氏は、日教組=日本教職員組合の定期大会で初めて講演し「戦争を知らない世代ばかりの国家になった。若い人たちは頭脳的にすぐれていて、物事を理屈で解決する。それは否定しないが戦争には理屈を超えたものがある。理屈に支配されるのは危険だ」と訴えました。