静岡 牧之原市「り災証明書」交付始まる 竜巻で住宅被害相次ぐ
今月5日の竜巻で住宅の被害が相次いだ静岡県牧之原市で、被災した人が公的な支援を受けるために必要な「り災証明書」の交付が始まりました。
「り災証明書」の交付は20日から牧之原市の総合健康福祉センター「さざんか」で始まり、午前中から住民が次々と訪れました。
住民は、窓口で住宅の被害認定調査が終わったことを示す書類を担当者に手渡したあと、「り災証明書」を受け取っていました。
家族3人で住んでいた牧之原市細江の自宅が傾いたほか、窓も割れるなどして「全壊」の判定を受けたという30歳の女性は、「『り災証明書』は受け取れましたが、竜巻は突然のことで決まっていないことも多いので、安心はまだできません」と話していました。
牧之原市によりますと、「り災証明書」の申請は、19日午後1時の時点で1152件あり、20日は、このうち今月14日までに被害認定調査を終えた53世帯が交付の対象だということです。
牧之原市社会福祉課の榛葉清澄課長は「被災された方に一刻も早く支援が届くように被害認定調査を進めています。支援制度を広く周知し、被災された方に手厚い支援が届くようにしたいです」と話していました。