立民 寺田衆院議員“子育てや介護と両立困難”今期で引退表明

衆議院

立憲民主党の寺田学衆議院議員は、妻が参議院議員を務める中、政治活動と子育てや介護との両立が困難だとして、次の衆議院選挙には立候補せず、政界を引退することを表明しました。

これは寺田氏が自身のホームページで明らかにしました。

寺田氏の妻は無所属の寺田静参議院議員で、ホームページでは「夫婦で国会議員となって以来、互いの国会活動や地元活動に加え、家事と育児の両立に取り組んできたが、夫婦ともに平日は朝から夜まで予定が入るなど、子育てに少なからず影響を及ぼしていた」としています。

そのうえで「ことしに入ってからは母のサポートが必要になった。限られた時間と労力の中で家事や子育て、そして介護を両立させることはほぼ不可能で、妻の政治活動を優先するため、家事や育児の負担を一層私が担うことを提案した」としています。

そして、次の衆議院選挙には立候補せず、現在の任期を全うした上で政界から引退することを表明しました。

寺田氏は秋田県横手市出身の48歳。

2003年の衆議院選挙で初当選し、民主党政権で総理大臣補佐官を務めました。

寺田氏はNHKの取材に対し「いろいろと悩んだが、妻は数少ない女性議員であり、自分が身を引くことにした」と述べました。