米英首脳 先進技術に関する協力文書に署名
国賓としてイギリスを訪れているアメリカのトランプ大統領は18日、スターマー首相と会談しました。両首脳は、企業関係者との会合にもそろって出席し、AI=人工知能などの先進技術に関する協力の文書を交わしたことをアピールしました。
イギリスへの異例の2度目の国賓訪問を行っているアメリカのトランプ大統領は、18日、ロンドン郊外にある首相の公式の別荘「チェッカーズ」で、スターマー首相と会談しました。
会談の詳しい内容は明らかになっていませんが、経済関係の強化やウクライナへの侵攻を続けるロシアへの対応などについて意見を交わしたとみられます。
また、両首脳は企業関係者との会合にそろって出席し、AI=人工知能などの先進技術の分野の協力について合意したと明らかにし、文書に署名しました。
会合でスターマー首相はアメリカの半導体大手「エヌビディア」や「オープンAI」といった企業からの投資が行われるとして「今後のイギリスの最先端事業の雇用を支えるものとなる。特別な関係にとって大きな日だ」と述べました。
これに対してトランプ大統領は「世界を席けんしつつあるAIなどの分野で、政府や学術界、そして民間セクターの新たな協力体制が構築される。大幅に規制緩和が推進され、膨大な技術革新が生まれるだろう」と述べ、意義を強調しました。
英紙 “トランプ大統領を最大規模のセレモニーで歓迎”
イギリス王室は17日、ウィンザー城を訪れたアメリカのトランプ大統領を手厚くもてなしました。
公共放送BBCなどは、ウィンザー城での歓迎のセレモニーに1300人の兵士が動員され、その数はイギリスを訪れた国賓に対するものとして最も多かったと伝えています。
BBCは、異例の数の兵士が集められたことについて、「イギリス政府からアメリカに対して、NATOへの関与やウクライナへの支援の継続を呼びかけるメッセージだった」と分析しています。
また、有力紙ガーディアンも「王室のレッドカーペットを敷いてトランプ大統領を最大規模のセレモニーで歓迎した」と報じています。
トランプ大統領は、17日、ウィンザー城で出迎えたチャールズ国王と馬車に乗りましたが、これについてイギリスのタイムズ紙は「1918年のウッドロー・ウィルソン元大統領以降、イギリスのロイヤルファミリーのメンバーと馬車に乗った大統領はいない」として、ウィルソン元大統領以来の異例の待遇だったと伝えています。
このほか、イギリス王室のSNSには、晩さん会を前にチャールズ国王とカミラ王妃が会場を下見する様子や特別なカクテルがつくられる様子が紹介されていて、入念な準備でもてなした様子がうかがえます。