三重 四日市 地下駐車場の冠水すべて解消 車の搬出めど立たず

三重県

今月12日の記録的な大雨で水没し、270台余りの車が被害を受けた三重県四日市市の地下駐車場について、国土交通省は17日午前までに排水作業が完了し、すべての冠水が解消したと発表しました。
一方、車は駐車場に残されたままの状態で搬出できるめどは立っていないということです。

四日市市中心部にある第三セクターの会社が運営する地下駐車場、「くすの木パーキング」は、今月12日の記録的な大雨で地下2階は3メートル50センチの天井の高さまで完全に水没し、地下1階も最も深いところで1メートル20センチの高さまで水につかりました。

国土交通省は、大雨の翌日の13日昼ごろからポンプ車などを使って排水を進め、14日の午前6時に、地下1階の冠水が解消しました。

そして、作業開始からおよそ94時間がたった17日午前10時までに地下2階の排水作業も完了し、すべての冠水が解消したと発表しました。

今回の浸水では、地下1階で160台、地下2階で114台の合わせて274台の車が水につかる被害を受けましたが、駐車場の運営会社によりますと車は駐車場に残されたままの状態だということです。

運営会社は車の所有者と連絡を取っていますが、車を搬出できるめどは立っていないということです。