
ハマス “停戦向けた提案受け取った” トランプ氏受け入れ迫る
パレスチナのガザ地区で続く戦闘をめぐり、イスラム組織ハマスはアメリカ側から停戦に向けた提案を受け取ったと発表しました。アメリカのトランプ大統領は「最後の警告だ」などとしてハマスに受け入れを強く迫っています。
ガザ地区の停戦に向けた協議は、ハマス側が人質の一部の解放を含む停戦案に同意した一方、イスラエル政府はすべての人質の解放などを求め、停滞しています。
こうした中、ハマスは7日、アメリカ側から停戦に向けた提案を受け取ったと発表し、イスラエル軍のガザ地区からの完全な撤退などと引き換えに、人質全員の解放について直ちに協議を行う準備ができているという考えを示しました。
また、イスラエルのメディアは、イスラエル政府がアメリカの提案を真剣に検討していると報じました。

アメリカのトランプ大統領はSNSへの投稿で、イスラエルが提案に同意したとしたうえで、「ハマスに対し、受け入れない場合の結果について警告した。最後の警告だ」などと述べ、ハマスに受け入れを強く迫りました。
アメリカのニュースサイト アクシオスは、提案にはハマスが人質全員を解放する一方、イスラエルがガザ地区での軍事作戦を終わらせることなどが盛り込まれていると伝えています。