
茨城 日立 気象台が調査「突風は竜巻と認められる」
台風15号の影響で発生した突風により車が横転するなどした茨城県日立市で、気象台は6日、職員を派遣して詳しい状況を調査した結果、突風は竜巻と認められると発表しました。
5日、茨城県にも接近した台風15号の影響で、日立市では午後1時半ごろJR大甕駅近くの駐車場に止めてあった乗用車2台が突風に巻き上げられて横転するなどしました。
気象台は6日午前中から現地に職員3人を派遣して被害状況を確認するとともに、突風の種類や当時の風の強さなどを詳しく調べました。
その結果、突風の発生時に活発な積乱雲が付近を通過していたことや、移動する渦が写った映像があったこと、それに渦についての確度の高い目撃証言があったことから、気象台は突風をもたらした現象は竜巻と認められるとしています。
最大瞬間風速はおよそ50メートルと推定され、突風の強さは「0」から「5」までの6段階で判定する「日本版改良藤田スケール」と呼ばれる指標で、上から5番目の強さの「1」に該当するということです。
水戸地方気象台は「今回の被害は車の横転以外に目立ったものは確認されず、範囲も限定的だった。雷注意報や気象情報が発表されているときは十分に留意していただきたい」としています。
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