北朝鮮メディア キム総書記 中国訪問終え帰国伝える 成果強調
北朝鮮のメディアは、キム・ジョンウン(金正恩)総書記が中国への訪問を終えて、帰国したと伝えました。習近平国家主席との会談など中国訪問について詳しく報じていて、その成果を強調しています。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は、キム・ジョンウン総書記が中国への訪問を終えて、5日午後、首都ピョンヤンに戻ったと伝えました。
公開された写真では、専用列車の中で、キム総書記と娘、それにチェ・ソニ外相らが窓の外を見る姿や列車からキム総書記と娘が降りる様子が確認できます。
国営の朝鮮中央テレビは、キム総書記が4日夜、専用列車で北京を出発した際、駅では、中国共産党の序列5位の蔡奇政治局常務委員や王毅外相などが見送ったと伝えています。
また、キム総書記が4日、習近平国家主席と会談したことも大きく報じていて、両首脳は、伝統的な友好関係を確認した上でハイレベルの往来などについて意見を交わしたほか、国際問題や地域の問題で協力を強化し、共通の利益を守ることに言及したとしています。
北朝鮮のメディアは、3日に行われた軍事パレードに出席したキム総書記が習主席やロシアのプーチン大統領と肩を並べて立つ写真を掲載するなど、一連の日程について連日伝えていて、訪問の成果を強調しています。