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イスラエルで大規模抗議集会 ガザ軍事作戦拡大に反対の声

イスラエル

イスラエル政府がパレスチナのガザ地区で軍事作戦の拡大に踏み切ろうとする中、現地で拘束されている人質の家族などが参加して大規模な抗議集会が開かれ、作戦の拡大は人質たちをより大きな危険にさらすことになると反対の声を上げました。

イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦協議が行き詰まる中、イスラエル政府は人口100万近くとされるガザ地区最大の都市、ガザ市で軍事作戦を拡大する方針を閣議で承認したと8日に発表しました。

9日、イスラエル最大の商業都市テルアビブでは人質の家族なども参加して大規模な抗議集会が開かれました。

イスラエルメディアは数万人が参加したと伝えていて、参加した人たちは人質の写真を掲げながら「今すぐ家に連れ帰ろう」などとシュプレヒコールをあげていました。

パートナーがガザ地区でいまも拘束されている50人のうちのひとりだという女性は「軍事作戦の拡大は人質をより大きな危険にさらすことになる」と訴え、合意による人質全員の解放と戦闘の終結を求めました。

イスラエルでは軍事作戦の拡大に批判的な声が相次いでいて、現地の新聞「マーリブ」が方針が閣議で承認される直前に実施した世論調査では、人質の解放につながる包括的な合意を追求するべきだと回答した人が57%に上りました。

ガザ軍事作戦 拡大方針受け 岩屋外相“停戦と人質解放実現を”

イスラエル首相府がパレスチナのガザ地区の最大都市、ガザ市で軍事作戦を拡大する方針を閣議で承認したことを受け、岩屋外務大臣は談話を発表し、すべての当事者に対し、交渉に立ち戻り、停戦と人質解放の実現に向けて誠実に取り組むよう改めて求めました。

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