赤澤経済再生相 米関税措置めぐり きょうからワシントン訪問
アメリカの関税措置をめぐり、赤澤経済再生担当大臣はトランプ政権の閣僚と会談するため、4日からワシントンを訪問します。自動車の関税を引き下げるための大統領令の発出などとともに、日本からの投資に関する合意文書の署名に結論を得たい考えです。
アメリカの関税措置をめぐり、赤澤経済再生担当大臣は4日午前、ワシントンに向けて出発し、日本時間の5日未明以降、トランプ政権の閣僚と会談する予定です。
赤澤大臣は、自動車の関税を引き下げるための大統領令の発出などを重ねて強く求める方針です。
さらに、日本からの5500億ドル、日本円にしておよそ80兆円の投資に関する合意文書の扱いについても、詰めの議論が行われる見通しです。
赤澤大臣は先週ワシントンを訪問する予定でしたが、文書の内容などをめぐり事務レベルでの調整が必要だとして取りやめました。
政府関係者によりますと、このほど調整が整い、閣僚レベルでの会談が行われる運びになったということです。
日本側は、大統領令の発出などに時間がかかれば、自動車をはじめとした国内産業への影響が大きくなるとして、合意文書の署名と同じタイミングで早期に行うよう働きかけを続けていて、赤澤大臣は今回の訪問で結論を得たい考えです。