トランプ氏「プーチン大統領に失望」何らかの対応の可能性示唆

ウクライナ情勢

アメリカのトランプ大統領はロシアとウクライナの首脳会談をめぐり、調整が難航しているとみられることについて、「プーチン大統領には非常に失望している」と述べたうえで、状況に応じて何らかの対応をとる可能性を改めて示唆しました。

ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の直接会談については、ロシアのラブロフ外相が、会談の予定は決まっていないと明らかにするなど、調整が難航しているとみられています。

これについて、トランプ大統領は2日放送されたラジオのインタビューで、「プーチン大統領には非常に失望している。私たちは人々の命を助けるため行動するだろう」と述べました。

また、ホワイトハウスで記者団から「プーチン大統領とこの1週間で話をしたのか」と問われたのに対し、明確な回答は避けたうえで、「とても興味深いことを知った。数日以内に、あなたたちもわかるだろう」と述べました。

さらに、記者団から「プーチン大統領とゼレンスキー大統領の会談について何ら発表がなければ、どのような結果をもたらすのか」と問われると、「彼らが何をするのか、私は注意深く見ている」と答え状況に応じて何らかの対応をとる可能性を改めて示唆しました。

トランプ大統領は事態の打開に向けて、ロシアとウクライナの首脳会談を行うべきだという考えを繰り返し強調していて、ロシアが応じない場合には経済制裁を科す可能性にもこれまで言及しています。