
岩屋外相 パレスチナ国家承認 “総合的な検討行いたい”
パレスチナの国家承認をめぐり、岩屋外務大臣は「和平の進展を後押しする観点から何が最も適切で効果的かを真剣に検討する」と述べ、適切な時期やあり方も含め、総合的な検討を行いたいという考えを示しました。
イスラエルによる攻撃でパレスチナのガザ地区の人道状況の悪化が深刻になる中、ことし7月以降、フランスが、また、イギリスとカナダも条件付きでパレスチナを国家として承認する方針を相次いで表明しています。
岩屋外務大臣は訪問先の中東のクウェートで一連の日程を終えたあと記者団に対し「イスラエルおよびパレスチナ双方と信頼関係を有するわが国として、地域の平和と安定のためにいっそうの役割を果たしていく決意を新たにした」と述べました。
その上で、パレスチナの国家承認をめぐり「わが国はイスラエル、パレスチナ問題の2国家解決を一貫して支持している。和平の進展を後押しする観点から何が最も適切で効果的かということを真剣に検討していく。適切な時期やあり方も含めて総合的な検討を行っていきたい」と述べました。