
自民 臨時の総裁選の是非問う手続きへ 党執行部の進退も焦点に
自民党は、2日の「両院議員総会」で参議院選挙の総括が正式にまとまれば、臨時の総裁選挙の是非を問う手続きに入ります。森山幹事長は、総括がまとまった段階でみずからの責任を明らかにする考えを示していて、森山氏を含む党執行部の進退も焦点となります。
自民党は、先週に続き、2日午前、「総括委員会」を開いて、参議院選挙の敗因などを盛り込んだ総括の素案を協議した上で午後、「両院議員総会」を開催することにしています。
総会では、総括の内容が報告され、意見が交わされる見通しで、正式にまとまれば、臨時の総裁選挙の是非を問う手続きに入ることになります。
臨時の総裁選挙の実施には、国会議員295人と都道府県連の代表者47人の総数の過半数にあたる172人の賛成が必要となります。
来週8日にも国会議員の書面の提出が行われ、その日のうちに都道府県連を含めた結果が公表される見通しです。
一方、森山幹事長は総括がまとまった段階でみずからの責任を明らかにする考えを示していて、先に「参議院選挙などでよい結果を残せず、幹事長として責任を感じる」と述べました。
また、ほかの執行部の間からも自身の責任に言及する声が出ていて、森山氏を含む執行部の進退も焦点となります。