
小泉農相 随意契約の備蓄米 販売延長で「安定価格の実現を」
小泉農林水産大臣は、随意契約による備蓄米の販売を1日以降も認めたことについて記者団に対し「農家からも一定の理解をいただいている」としたうえで、コメの価格の安定に向けた取り組みを続けていく考えを改めて示しました。
随意契約による備蓄米について農林水産省は当初、販売期限を先月末までとしていましたが、業者への引き渡しの遅れなどを理由に期限を延長して1日以降も販売を認めています。
これについて小泉農林水産大臣は1日記者団に対し「農家からも一定の理解はいただいていると思う」とした上で「コメの安定供給と安定価格の実現をもって軟着陸をさせていく歩みを続けていきたい」と述べ、コメの価格の安定に向けた取り組みを続けていく考えを改めて示しました。
また、コメの作柄を示す「作況指数」の公表を廃止する方針を示していることについて「総務省の統計委員会とのやり取りで、参考としての作況指数に代わるものの指摘もあると聞いている。何か必要だというものがあれば、考えることはありうる」と述べ、必要に応じて作況指数に代わる指標を検討していく考えを示しました。