
福岡で線状降水帯発生 非常に激しい雨降り続く 安全の確保を
前線の活動が活発になり西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっていて、福岡県福津市などではレーダーによる観測で100ミリを超える猛烈な雨が降ったとみられ、福岡県の福岡地方と北九州地方では線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所に降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」が発表されました。
気象庁は命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が急激に高まっているとして、安全を確保するよう呼びかけています
雨雲レーダーや河川の最新の情報はアプリでもご確認いただけます。

気象庁によりますと、低気圧からのびる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、西日本を中心に大気の状態が非常に不安定になっています。特に福岡県の福岡地方では、9日夜遅くから発達した雨雲がかかり続け、気象庁は9日午後11時47分、線状降水帯が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いているとして「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
また、午前0時半前には北九州地方でも線状降水帯が発生し、気象庁は「顕著な大雨に関する情報」を発表しました。
レーダーによる解析では
▽福岡県新宮町付近で9日午後11時40分までの1時間におよそ120ミリ、
▽福岡県福津市付近では、午前0時までの1時間におよそ110ミリのいずれも猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されています。
また、午前0時までの1時間には
▽福岡県宗像市で56.5ミリ、
▽長崎県の壱岐空港で51.5ミリの非常に激しい雨が降りました。
福岡と山口 土砂災害警戒情報 発表されている地域も
これまでに降った雨で、福岡県と山口県では土砂災害の危険性が非常に高まり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
気象庁は福岡県では命に危険が及ぶ土砂災害や洪水が発生する危険性が急激に高まっているとして、厳重に警戒するとともに安全を確保するよう呼びかけています。
今後の雨の予想は
前線上の低気圧が11日にかけて日本海へ進む見込みで、湿った空気の流れ込みはさらに強まり、西日本から北日本では局地的に、雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがあります。
10日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、
▽山口県で300ミリ、
▽九州北部で250ミリ、
▽四国で200ミリ、
▽近畿で180ミリ、
▽東海で150ミリ、
▽中国地方と関東甲信で120ミリ、
▽北陸と東北で80ミリと予想されています。
その後も雨は降り続き、11日夕方までの24時間には
▽四国で300ミリ、
▽九州南部と東海、関東甲信で200ミリ、
▽九州北部と山口県、近畿で150ミリ、
▽中国地方と北陸で100ミリ、
▽東北で80ミリの雨が降ると予想されています。
佐賀 長崎 山口でも線状降水帯発生の可能性
また、佐賀県、長崎県それに山口県でも、10日の夜にかけて線状降水帯が発生して災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
前線は12日・火曜日ごろまで停滞するため、雨が断続的に降り、災害の危険性が高まるおそれがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、川の増水・氾濫に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要です。
福岡 すでに冠水や土砂災害発生で状況悪化のおそれ
福岡県では、すでに周囲が冠水したり、土砂災害が発生したりして状況が悪化しているおそれがあります。
大雨が降っているうえ、暗い中での移動は、非常に危険です。
自治体からの情報や気象情報を早めに入手し、沢や崖から離れたり、頑丈な建物に移動したりして安全な場所で過ごすようにしてください。