
ウクライナで大規模攻撃 外相がロシアを強く批判
ウクライナでは30日朝にかけて、ロシアによる無人機やミサイルを使った大規模な攻撃があり、南部ザポリージャ州では1人が死亡したほか30人がけがをしました。
ウクライナのシビハ外相はロシアが和平に取り組もうという姿勢はみられないとして強く批判しました。
ウクライナでは、30日朝にかけてロシア軍がおよそ540機の無人機や弾道ミサイルなどを使って各地を攻撃しました。
このうち、南部ザポリージャ州では、集合住宅が被害を受け、地元の知事によりますと、少なくとも1人が死亡したほか、これまでに子どもを含む30人がけがをしたということです。
ウクライナのシビハ外相は30日、EU=ヨーロッパ連合の外相とのオンライン会合に参加し、ロシアが和平のプロセスや戦争の終結に真剣に取り組もうという姿勢はみられないなどとして、強く批判しました。
一方、ゼレンスキー大統領は、31日から中国で始まる上海協力機構の首脳会議に出席するインドのモディ首相と電話で会談したことをSNSへの投稿で明らかにしました。
ゼレンスキー大統領は、戦争を終わらせるには即時の停戦が必要だとするウクライナの立場を改めて強調し、モディ首相がサミットに合わせた会合で、ロシアをはじめ各国首脳に対し、適切なシグナルを送るなど、尽力する考えを示したとして、謝意を表しました。