台湾“中国軍が台湾海峡の『内海化』目的達成図る”警戒感示す

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台湾国防部は、中国の軍事力に関する年次報告書をまとめ、中国軍が台湾の東の海域で活動を活発化させることで「台湾海峡の『内海化』の目的を実質的に達成しようとしている」として警戒感を示しました。

台湾国防部は29日、中国の軍事力に関する年次報告書を議会・立法院に提出しました。

報告書では、中国軍が2035年までに全面的な近代化の実現を目指し、南西諸島や台湾などを結ぶいわゆる「第1列島線」の外に2隻の空母を同時期に派遣したことなどを挙げ「アメリカの同盟国の戦略的な包囲を突破し軍事的に誤った判断や衝突のリスクを高めようとしている」と指摘しています。

さらに、中国軍が3隻目となる空母や新型戦闘機、それに核兵器やミサイルを運用する「ロケット軍」の戦力強化などによって、台湾周辺を封鎖する能力を整備しているとしています。

そして、台湾の東の海域で活動を活発化させることで、「台湾海峡の『内海化』の目的を実質的に達成しようとしている」として警戒感を示しました。

また報告書では習近平国家主席に近い中国軍の高官が重大な規律違反の疑いで相次いで調査されている可能性があると指摘し、軍内部の動揺が士気に影響を与えていると分析しています。