
石破首相 赤澤経済再生相と会談 関税措置めぐる内容報告か
石破総理大臣は、総理大臣公邸でアメリカから帰国した赤澤経済再生担当大臣と会談しています。日米合意が反映されていないアメリカの関税措置をめぐるトランプ政権の閣僚との現地での会談内容について報告を受けているものとみられます。
石破総理大臣は、9日夜7時前から総理大臣公邸で、ワシントンを訪問していた赤澤経済再生担当大臣と会談していて、林官房長官も同席しています。
この中では、赤澤大臣が現地でアメリカのラトニック商務長官、ベッセント財務長官と相次いで会談し、日米合意が反映されていない関税措置について適時、大統領令を修正するとともに、同じタイミングで自動車などの関税を引き下げるための大統領令を発出すると確認したことなどについて報告を受けているものとみられます。
ただこうした対応については、アメリカ側から具体的な時期が明示されていないことから、政府はトランプ政権と意思疎通を続け、合意を確実に実行に移したい考えです。
赤澤大臣は帰国後、羽田空港で記者団に対し「可及的速やかに大統領令を修正する措置をとるよう、また、自動車・自動車部品の関税を引き下げる大統領令を発出するようあらゆる形で強く申し入れていく」と述べています。