
「緊急避妊薬」医師の処方箋なくても薬局などで販売へ
意図しない妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」について、厚生労働省の専門家会議は29日夜、医師の処方箋がなくても薬局などで薬を購入できるようにする方針を了承しました。店舗での対面販売に限られ、薬剤師からの説明を受けた上で、その場で服用することを義務づけることにしています。

「緊急避妊薬」は性行為から72時間以内に服用すれば、高い確率で妊娠を防げるとされていますが、国内では医師による処方箋がないと購入できず、よりアクセスのしやすい方法での販売を求める声が市民団体などから上がっていました。
こうした声を踏まえて、厚生労働省はこれまで有識者や市民団体などで作る検討会や薬局での試験的な販売を行い、販売方法のあり方について検討を続けてきました。
そして29日夜、専門家会議を開き今後、医師の処方箋なしに薬局やドラッグストアで購入できるようにする方針を了承しました。
具体的には、購入できる年齢に制限はなく、未成年者が購入する場合でも親の同意は不要とする一方、販売できるのは、専門の研修を受けた薬剤師に限られます。
また、店舗での対面販売に限られ、薬剤師から薬に関する説明を受けたうえで、早く服用することで薬の効果がより高まることなどから、薬剤師の面前で服用することを義務づける方針です。
厚生労働省は今回了承された方針について、パブリックコメントなどを行った上で、今後、正式に承認することにしています。
厚生労働省によりますと、一般的に正式な承認までは3、4か月かかるケースが多いということで、来年春以降にも薬局などで処方箋がなくても購入できるようになる可能性があります。