
自民 参院選総括議論へ 臨時総裁選の是非めぐり党内動き活発に
自民党は29日、参議院選挙の総括について議論を行うことにしています。一方、臨時の総裁選挙の是非をめぐっては、現職の政務官が辞任した上で実施を要求する可能性を示唆するなど、党内の動きが活発になっています。
自民党は参議院選挙の敗北を受けて、森山幹事長をトップとする「総括委員会」で落選した候補者や有識者への聴き取りなどを進めてきました。
そして29日の会合で、総括の素案について、議論を行うことにしています。
この中では、現金給付をはじめとする選挙の公約が十分に国民に伝わらなかったことや、政治とカネの問題が影響したことなどを総括に盛り込むかどうかをめぐって意見が交わされる見通しで、党執行部は来月2日にも開催する「両院議員総会」で正式にとりまとめたい考えです。
一方、臨時の総裁選挙の実施を求めた議員の名前が公表されることをめぐっては政府内からも反発が出ています。
旧岸田派に所属していた神田・法務政務官は自身のSNSに、投票の秘密は確保されるべきだとした上で「今回の手続きの内容は石破総理の続投を支持する側からの『政局』のように感じられる。『総裁選挙の前倒しを求めるべき』との考え方に大きく傾いている」と投稿し、政務官を辞任した上で実施を要求する可能性を示唆しました。
こうした動きに対し、石破総理大臣に近い閣僚の1人は「石破内閣を支える政府の役職を務める議員が総裁選挙を要求するなら職を辞すのは当然だ」などとけん制しています。
また、自民党の麻生最高顧問と茂木前幹事長は、麻生氏の議員会館の事務所でおよそ30分間会談するなど、臨時の総裁選挙の是非を問う手続きを前に党内の動きが活発になっています。