小泉農相 福島でコメ生産者と意見交換 高温耐性品種支援へ検討

農林水産省

生産現場の視察で福島県を訪れた小泉農林水産大臣は、コメの生産者から、暑さに強い品種を増やすため支援を求められたことを受けて、普及に向けて具体策を検討する考えを示しました。

小泉農林水産大臣は、生産現場を視察するために福島県を訪れ、このうち福島市ではコメの生産者と意見を交わしました。

この中で小泉大臣は、最近の猛暑に触れたうえで、「高温に対する強じん性を持つために、高温耐性品種に切り替えを進めていく後押しに取り組んでいる」と述べ、農林水産省として、暑さに強い品種が広がるよう促していることを紹介しました。

意見交換はその後、非公開で行われ、出席者によりますと、生産者からは、新たな品種を採用しても栽培方法を変えなければ収穫量を確保できないと訴える声があったということです。

このあと小泉大臣は、記者団に対し「高温耐性品種に単純に予算をつけるだけでなく、営農の指導など、きめ細かく進めていく必要があるという声も伺った。しっかり受け止めて対応しなければいけない」と述べ、普及に向けて具体策を検討する考えを示しました。

また、小泉大臣は夕方には郡山市を訪れ、農地に直接、種もみをまく省力化する手法でコメを生産している現場を視察しました。