
広陵高校 野球部員の暴力問題 第三者委員会を設置し調査へ
広島市にある広陵高校は、ことし1月、複数の野球部員が下級生の部員に対して暴力を伴う不適切な行為をしたとして、高野連=日本高校野球連盟から厳重注意を受けた事案について、第三者委員会を設置して調査することを決めました。
広陵高校は夏の全国高校野球に出場していましたが、部員の暴力問題などをめぐりさまざまな情報がSNS上で拡散された事態を受け止め、2回戦を前に出場を辞退していました。
広陵高校は、ことし1月、寮で禁止されていたカップラーメンを食べた当時1年生の部員1人に対し、2年生の部員合わせて4人が個別に暴力を伴う不適切な行為をしたとして、3月に高野連から厳重注意を受けていたことを明らかにしています。
学校によりますと、この事案について、外部のメンバーで作る第三者委員会を設置して改めて調査することを決めたということです。
被害者側の訴えと学校が高野連に報告した内容に食い違いがあることから、事実関係がどうだったかや、学校の対応に問題がなかったかなどを調査してもらうということです。
2年前に別の元部員が監督やコーチ、一部の部員から暴力や暴言を受けたという事案については、ことし6月に設置された外部の弁護士などで作る第三者委員会がすでに調査を進めています。