
ウクライナ外相 “停戦後の安全の保証 多面的なものにすべき”
ロシアとの停戦後のウクライナへの「安全の保証」をめぐって、アメリカのルビオ国務長官とヨーロッパの外相などが電話で会談し、ウクライナのシビハ外相は、安全の保証は軍事や外交、法的な面を含め多面的なものにすべきだという認識を示しました。
アメリカ国務省は、ルビオ国務長官が25日、ウクライナのほか、イギリスやフランス、ドイツなどの外相と電話で会談し、「ロシアとウクライナの戦争を終結させるため、協力して外交努力を続けることで一致した」と発表しました。
ルビオ長官は、安全の保証に関する案を作成する、アメリカとヨーロッパ、ウクライナによる委員会のトップに就いたとアメリカメディアで伝えられています。
電話会談についてウクライナのシビハ外相は、SNSへの投稿で「安全の保証は具体的で、法的拘束力があり、実効性がある内容でなければならないと改めて強調した」として、保証は、軍事や外交、法的な面を含め多面的なものにすべきだという認識を示しました。
そのうえで「われわれはウクライナ軍が保証の根幹だと確信している。その最大限の強化が最優先事項だ」として、ロシアが要求するウクライナの軍事力の制限には応じない考えを強調しました。
ゼレンスキー大統領は安全の保証の内容について、8月18日のトランプ大統領との首脳会談のあと、会談から10日以内にまとまるという見通しを示しています。