米韓首脳会談 トランプ氏 北朝鮮のキム総書記との再会談に意欲
アメリカのトランプ大統領は、韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領とホワイトハウスで会談し、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記と再び会談することに意欲を示しました。
トランプ大統領は25日、韓国のイ大統領の就任後、対面としては初めてホワイトハウスで昼食も交えおよそ2時間半会談しました。
トランプ大統領が1期目に北朝鮮のキム・ジョンウン総書記と3度会談していることを踏まえ、イ大統領は「朝鮮半島に平和を築いてほしい。キム総書記と会談して、北朝鮮に『トランプワールド』を建設し世界史に残る平和をもたらすことを期待している」と述べました。
これに対しトランプ大統領は「キム総書記とはよい関係にあったし、今もそうだ。彼は私に会いたいだろうし、こちらも楽しみにしている。関係をさらによくしたいので、支持してほしい」と述べ、会談の実現に意欲を示しました。
会談の時期については「なんとも言えないが、年内に会いたいと思う」と述べました。
また、トランプ大統領は、記者団が「韓国に駐留するアメリカ軍の削減を検討しているのか」と質問したのに対し、「いまは答えたくない」と回答を避ける一方、在韓アメリカ軍基地の土地の所有権をアメリカ側が得たいという考えを示しました。
このほか、トランプ大統領は日本と韓国の関係について慰安婦の問題が妨げになっていたという認識を示し、イ大統領は先の日韓首脳会談に触れて「妨げとなる要素の多くは取り除かれた」と応じました。