神戸殺人事件 容疑者は事件後 タクシーで新幹線駅に向かったか

事件

神戸市のマンションで24歳の女性が殺害された事件で、逮捕された容疑者が、現場から徒歩で離れたあと、タクシーに乗って市内にある新幹線の駅に向かったとみられることが、捜査関係者への取材で分かりました。駅からは新幹線で東京方面に移動していて、警察は、急いで現場から逃げようとしたとみて調べています。

東京 新宿区の会社員、谷本将志容疑者(35)は、8月20日、神戸市内にあるマンションのエレベーターの中で、24歳の会社員の女性をナイフで刺して殺害した疑いが持たれています。

これまでの調べで容疑者は、およそ50分間にわたって職場から帰宅する女性のあとをつけて、マンションで襲った疑いがあり、事件後は徒歩で現場から離れましたが、その後、タクシーに乗って新神戸駅に向かったとみられることが、捜査関係者への取材で分かりました。

新神戸駅からは、新幹線で東京方面に移動し、事件の2日後に都内で逮捕されていて、警察は、急いで現場から逃げようとしたとみて調べています。

一方、谷本容疑者は調べに対し、被害者の女性について、「全く知らない人です」と供述し、2人に具体的な接点は確認されていないということで、警察が詳しいいきさつを捜査しています。