
東北新幹線 “異常検知した非常ブレーキ 自動的に作動”
24日、埼玉県内を走行中の東北新幹線で非常ブレーキが作動して緊急停車し、一時、運転を見合わせた影響で、東北新幹線は終日、ダイヤが乱れました。車両に何らかの故障が発生し、異常を検知した非常ブレーキが自動的に作動したということで、JR東日本が原因を調べています。
JR東日本によりますと、24日午後2時10分ごろ、東京駅発盛岡駅行きの「やまびこ63号」が埼玉県久喜市を走行中、自動的に非常ブレーキが作動して緊急停車しました。
「やまびこ63号」は「E5系」の10両編成で、その後、自力走行で栃木県の小山駅に移動させ、乗客およそ560人には後続の列車に乗り換えてもらう措置をとりました。
東北新幹線は東京駅と盛岡駅の間でおよそ3時間にわたって運転を見合わせ、このトラブルで秋田新幹線や山形新幹線も含めてあわせて49本が運休するなど、およそ6万9000人に影響が出ました。
JR東日本によりますと、車両に何らかの故障が発生し、異常を検知した非常ブレーキが自動的に作動したということで、車両を小山駅近くの基地に移動させて原因を調べています。
一方、東北新幹線は25日は始発から平常通り運行しています。
JR東日本は「多大なご迷惑とご心配をおかけしたことを深くおわび申し上げます。車両故障の原因を調査し、必要な対処をしたうえで安心して新幹線をご利用いただけるよう努めてまいります」としています。