
鹿児島 霧島市に大雨特別警報 命が助かる可能性が高い行動を
気象庁は8日午前5時、鹿児島県霧島市に大雨の特別警報を発表しました。
鹿児島県霧島市では、土砂崩れなどによる重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況です。
気象庁は、周囲の状況を確認し、避難場所までの移動が危険な場合には近くの頑丈な建物に移動したり、外に出るのがすでに危険な場合は建物の2階以上で崖や斜面と反対側の部屋に移動したりするなど、少しでも命が助かる可能性が高い行動を取るよう呼びかけています。
特別警報は5段階の警戒レベルのうち最も高いレベル5にあたる情報で、土砂崩れや川の氾濫、浸水などによる重大な災害がすでに発生している可能性が極めて高い状況です。
何より安全な場所に避難して命を守ることが重要ですが、周辺にでるのはすでに危険な状況になっている可能性があります。
崖や川の近く、低い土地での警戒すべきポイントです。
崖や山の斜面の近くの場合
土砂災害の危険性が高まっています。
近くに崖や山の斜面はないでしょうか。
雨が強まっていない場合は離れた頑丈な建物に避難してください。
ただ、周囲がまだ暗い、浸水が始まっているなど危険な状況の場合は、近くや自宅の建物の少しでも高い階、さらに崖や斜面から離れた部屋に移動するなど少しでも安全な場所で身を守って下さい。
川の近くの場合
川の氾濫のおそれもあります。
川のすぐ近くにある家屋ではあふれた濁流に襲われると建物ごと壊される可能性があります。
離れた頑丈な建物の高い階へ避難することが何よりも重要です。
ただ、すでに浸水が始まっている場合は少しでも高い階へ移動し、助かる可能性の高い行動をとって下さい。
低い土地も注意を
田んぼや畑の近くのほか、住宅地でも周囲より低い土地に住んでいる方も警戒が必要です。
急激に浸水の深さが増して被害に遭うおそれがあります。
見通しが悪い中で歩いて避難したり車で避難したりすると、側溝や用水路に落ちたり、車ごと流されたりする危険があり特に警戒が必要です。
見通しがよく浸水していない状況であればなるべく高い土地の安全な場所へ避難を、周囲の見通しが悪くすでに浸水が始まっているなど危険な状況であれば近くの高い建物の上の階に移動するなど、少しでも命の助かる可能性の高い方法をとるようにして下さい。