高知 アンパンマンの石像 所有者のもとに戻る “ご縁に感謝”
高知市中心部の商店街の花壇に置かれ、今月18日に無くなっていた小型のアンパンマンの石像が21日、所有者の女性のもとに戻りました。近くの公園で石像を見つけた男性が届けたということで、女性は「アンパンマンがつないでくれたご縁に感謝したいです」と話していました。
見つかったのは、高知市の天神橋通商店街にある花壇に置かれていた、高さおよそ20センチのアンパンマンの石像です。
今月18日の午後、所有者で呉服店を営む湯山眞理さん(75)が、石像が無くなっているのに気付き、警察に盗難届を出していました。
湯山さんによりますと、21日午前10時半すぎ、呉服店の近くにある和菓子店に男性が訪れ、「近くの公園のベンチの下に置いてあった。呉服店が営業していなかったので、こちらに持ってきた」と言って石像を届けたということです。
その後、湯山さんが石像を受け取り、警察が調べたところ、無くなったアンパンマンの石像と確認されたということです。
湯山さんは「本心では戻らないと思っていたので、うれしいというよりはびっくり、不思議という気持ちです。今回、たくさんの方に励ましのことばをいただき、アンパンマンがつないでくれたご縁に感謝したいです」と話していました。