元幕内力士を逮捕 偽造された標章不正使用し違法駐車か
大相撲の元幕内力士が、障害のある人などに交付される「駐車禁止除外指定車標章」を不正に使用して違法駐車をしていたとして警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、大相撲の元幕内力士・照強で東京 墨田区の鈴木翔輝容疑者(30)です。
警視庁によりますと、去年7月、墨田区立川の路上に車を止めた際、偽造された「駐車禁止除外指定車標章」を車に掲示したとして、偽造有印公文書行使の疑いが持たれています。
この標章は歩行が困難な障害者などに対し、移動時の負担を軽減するために公安委員会から交付されるもので、車のダッシュボードに掲示しておけば、駐車禁止の標識がある場所でも取締りの対象にはなりません。
警視庁によりますと、去年7月に近所の人から違法駐車の苦情があり、警察官が駆けつけたところ、車内にホログラムのない偽造された標章が掲示されていたことから発覚したということです。
元力士は調べに対し容疑を認めたうえで、「自宅前に駐車できて便利だったため、標章を4年間使っていた」などと供述しているということです。
偽造された標章には亡くなった人の名前が使われていて、有効期限が改ざんされていたということで、警視庁が入手したいきさつなどを詳しく調べています。