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ペルセウス座流星群「流星クラスター現象」観測 映像とらえる

宇宙

「三大流星群」の1つ、ペルセウス座流星群の活動が13日にピークを迎え、いくつもの流れ星がほぼ同時に見られる「流星クラスター現象」という世界でも観測例の少ない現象が、青森県内の天文台など各地で観測されました。

ペルセウス座流星群の「流星クラスター現象」が観測されたのは、青森県弘前市のリゾート施設に設置された天文台です。

施設によりますと、北北東に向けて固定カメラを設置して撮影していたところ、13日午前1時前に、いくつもの流れ星がほぼ同時に見られる様子が映像にとらえられていたということです。

国立天文台の渡部潤一上席教授によりますと、この現象は、宇宙のチリが地球の近くで分裂し、大気に飛び込んだ際に見られたと考えられ、北海道や秋田県など各地で観測されたということです。

「流星クラスター現象」は1997年のしし座流星群で初めて確認されて以降、これまでに世界で10例ほどしか観測例がないということで、渡部上席教授は、「ペルセウス座流星群でクラスター現象が確認された例は他になく、世界で初めてだと考えられる。複数の地点からの報告をもとに分析すれば、より正確な軌道や流れ星の起源となった天体を知ることができる。貴重なデータのためぜひ連絡してほしい」と呼びかけています。

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