大分 運搬船と衝突しヨットの男性死亡 運搬船の船長を逮捕

大分県

13日、大分県津久見市の沖で砂利の運搬船とヨットが衝突し、ヨットに乗っていた70歳の男性が死亡した事故で、海上保安部は衝突を避けるための適切な措置を怠っていたとして、運搬船の船長を業務上過失致死などの疑いで逮捕しました。

13日午前8時15分ごろ、大分県津久見市の保戸島の沖で砂利の運搬船とヨットが衝突する事故がありました。

この事故でヨットに乗っていた大分市の医師の山本真さん(70)が海に投げ出され、およそ2時間後に救助されましたが、搬送先の病院で死亡が確認されました。

海上保安部は、事故当時、視界が悪かったにも関わらず、船を徐行するなど適切な措置を怠っていたとして、運搬船の「第三十八さだ丸」の船長の望月佑紀容疑者(28)を業務上過失致死と業務上過失往来危険の疑いで逮捕しました。

海上保安部は捜査に支障があるとして船長の認否を明らかにしていません。

海上保安部は運搬船に乗っていたほかの4人の船員に聞き取りを進めるなどして事故の原因についてさらに詳しく調べています。