大阪メトロ中央線 一時運転見合わせ 万博会場から帰る人で混雑
13日夜、大阪・関西万博の最寄り駅にアクセスしている大阪メトロ中央線が、一時、全線で運転を見合わせ、駅の入り口が閉鎖されました。このため、万博会場は地下鉄を利用できなくなった多くの人で混雑しています。
大阪メトロによりますと、中央線はコスモスクエア駅と大阪港駅の間の設備点検の影響で、13日午後9時半ごろから一時、全線で運転を見合わせました。
中央線は、大阪・関西万博の最寄り駅「夢洲駅」にアクセスしている唯一の地下鉄ですが、運転見合わせを受けて、駅の入り口が閉鎖されました。
万博の開場時間は午後10時までで、会場では帰れなくなった人などが大勢とどまっていて混雑しています。
警察によりますと、午後10時半の時点では大きなトラブルはないということです。
大阪メトロ中央線は午後10時すぎからは夢洲駅と隣のコスモスクエア駅の間で折り返し運転を始めたということです。
万博会場の客は
京都から親子で訪れていた50代の女性は「午後9時40分ごろに駅に着いたらゲートを封鎖したというアナウンスがあったので、ずっと待っています。会場内はトイレなどもあり安心なので、このまま待とうと思います」と話していました。
1歳の子どもを連れて岐阜から訪れていた30代の父親は「宿泊先のホテルに帰るところでしたが、『電車が止まっている』というアナウンスを聞いて、1時間ほど待っています。いつ帰れるんだろうかと思いますが、運転が再開するのを信じてこのまま待ちます」と話していました。