九州を中心に猛烈な暑さ 熱中症対策を 土砂災害にも十分注意
記録的な大雨の影響で、九州などでは地盤の緩んだ状態が続いていて、土砂災害に十分注意が必要です。
一方、13日は熊本県をはじめ九州を中心に猛烈な暑さになる見込みで、片付けなどの際にはこまめに休憩をとるなど熱中症対策を徹底してください。
気象庁によりますと、11日に大雨の特別警報が発表された熊本県では、玉名市などでわずか半日に降った雨の量が平年の8月1か月分の2倍前後になるなど記録的な大雨となりました。
これまでの雨で石川県では土砂災害の危険度が非常に高まっているとして、「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
大雨をもたらした前線は西日本付近で北上し活動も弱まりますが、記録的な大雨となった九州北部や大雨となっている石川県などの各地では地盤が緩んでいます。
川の堤防や護岸が損傷したりしているところもあり今後、少しの雨でも土砂災害や川の氾濫などの災害の危険度が高まるおそれがあります。
土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意してください。
一方、13日は大雨の被災地をはじめ各地で気温が上がる見込みです。
日中の最高気温は、
大分県日田市で37度
熊本県人吉市、熊本市、福岡県久留米市、飯塚市、山口市で36度
高松市や大阪市、浜松市などでも35度と
九州を中心に猛暑日が予想されています。
13日も熱中症の危険性が極めて高くなるとして、熊本県や鹿児島県をはじめ、三重県から沖縄県にかけての16の府と県に熱中症警戒アラートが発表されています。
片付けや復旧作業をする際はこまめに休憩をとるなど十分な対策を心がけ、身の回りに体調を崩している人がいないかなど声をかけあうようにしてください。